この薬を対症療法的に服用しても、香は一般に人に害を与えない。 ただし、香は温性であるため、陰虚火亢(体内の陰精が不足し、火が亢進している)の人や、気虚沈の人には注意が必要である。 沈香、味は辛、苦、性質は微温。 脾、胃、腎の経絡に属する。 沈香は気の下降を促進する作用があり(上逆した気の下降を促進する)、気の停滞による胸腹部の膨満感や痛み、嘔吐やしゃっくり、喘鳴や咳嗽に用いる。 神脾湯は腎を温め、腎陽の冷え、精液の冷えや早漏、腎の機能障害(腎が気体を取り込めない)による腰や膝の痛みや冷えに用い、桂枝茯苓丸や胃苓湯など肝を温めるものを用いる。 漢方香を使用する必要がある場合は、体に悪影響を与えないように、自己判断で購入して使用するのではなく、専門の漢方医の指導のもと、根拠を見極めて使用する必要がある。