脳出血によるてんかんの意識回復までの時間は、それぞれの病態に関係し、短時間で意識が回復する場合もあれば、意識が回復せず植物状態になったり、死亡したりする場合もある。 脳出血患者の意識がある場合、たとえ大発作に至ったとしても、ジアゼパムを静脈注射すれば5~10時間以内に発作を抑えられることが多く、ジアゼパムが代謝されると1~4時間後に徐々に意識が回復することもある。 脳出血の患者さんの中には、出血量が多く昏睡状態に陥っている方もいますが、てんかんに至った場合、治療によっててんかんがコントロールされたとしても、脳出血の吸収と脳浮腫の消散により、脳機能が徐々に回復するまでには通常3週間程度かかり、1ヵ月後に徐々に意識が回復することもあります。 少数の脳出血患者はより重篤な状態にあり、外科的治療、薬物療法、高気圧酸素療法を行っても、治療効果が乏しく、植物状態になってしまうこともあります。 このとき、てんかんの原因となる脳出血は脳虚血と低酸素状態をさらに悪化させ、脳機能の障害を悪化させるため、患者の意識障害は回復しません。 てんかんを引き起こす脳出血を重く受け止め、適時の診察と治療をお勧めします。