総胆管上部の嚢胞性拡張(約23×28mm)の意味は?

問題文の記述は誤りで、正しくはcystic dilatation of the upper part of common bile ductである。 主な原因としては、生理的なものと病的なものがある。 1.生理的原因:総胆管の正常内径は6~8mmであり、1cmを超えると総胆管が拡がっていることを意味する。 生理的な拡がりは主に高齢者や胆嚢摘出後の患者にみられる。 高齢者では、胆道線維束の減少や弾力性の低下により総胆管の拡張がみられ、胆嚢摘出後の患者では、胆嚢の貯留機能の低下により総胆管の代償性拡張がみられる。 2.病理学的原因:主に先天性因子と後天性病変がある。 先天性因子は主に胆嚢結石症を指し、原因不明の先天性胆嚢嚢胞とも呼ばれ、主に総胆管の嚢胞状あるいは紡錘状の拡張として現れる。 後天性の病理学的変化としては、胆汁排出管の不良や原発性胆管の変化に起因する胆管結石、胆管癌、膵癌などが一般的である。 検査結果だけでは原因を正確に判断できないこともあり、病歴の特徴や他の検査結果も合わせて正確に判断する必要がありますので、医師の指導のもとで原因を明らかにすることをお勧めします。