太子人参、黄耆、黄芩、無花果肉湯には、食欲を増進させ胃液を生成し、清熱潤肺(熱を取り除いて肺を養う)、清心養陰、補気補脾などの効能があるが、薬膳食として用いられる漢方薬は、薬効の発揮に限界があり、効能・効果において薬膳に及ばない可能性がある。 太子人参は、益気・補脾(脾胃の気を整える)、生成津液、潤肺の作用がある。 脾虚身体疲労、食欲不振、病後虚弱、気陰両虚、自然発汗(日中に不随意に発汗し、発汗のわずかな動作で悪化する)、口渇などに用いる。 補気昇陽(気を補い陽気を高める)、固表止汗(筋肉の表面を固めて発汗を止める)などの効能があるハトムギ。 気虚、緩便(便が細く、形が整っていない)、止血(月経量が多い、または垂れ流し)、自然発汗(筋表層の衰弱による発汗が多い)などの治療に用いる。 麦冬(ばくとう)は、陰を養い、津液を生じ、肺を潤し、心を清らかにする作用がある。 喉頭麻痺(咽頭の発赤、腫脹、疼痛、または咽頭の乾燥感、異物感、かゆみを伴う不快感、嚥下困難)、咽頭痛、内熱口渇(内熱を伴い、食欲亢進、飲水過多、排尿過多などの症状を伴う)、腸の乾燥を伴う便秘などに用いる。 イチジクは、脾胃とともに、肺を潤して咳を止め、解毒作用と腫脹作用がある。 食欲不振、心窩部膨満感と痛み、熱い下痢、咳、痰に用いる。 タンパク質、鉄分、リン、カリウム、ナトリウムが豊富な赤身肉は、生体に必要な栄養素を供給することができる。 高麗人参、ハトムギ、オフィオポゴン、イチジクの赤身肉スープは薬膳料理ではあるが、単独で摂取するのではなく、必ず専門の漢方医の指導を受けてから摂取すること。