甲状腺がんの手術後に魚介類を食べることは可能ですが、過剰摂取にならないように注意が必要です。 魚介類にはヨウ素が多く含まれており、摂り過ぎると甲状腺へのヨウ素の取り込みが促進され、甲状腺ホルモンの合成と放出が促進され、甲状腺機能亢進症になる可能性があるため、甲状腺癌の術後患者には魚介類の摂取を勧めないという意見がありますが、これは間違った見方です。 魚介類に含まれるヨウ素の含有量は限られており、少量の摂取で体に大きな影響を与えることはありませんし、魚介類には良質のタンパク質や多くの種類のビタミンが豊富に含まれており、人体に豊富な栄養素を供給することができますので、甲状腺癌の術後患者が魚介類を食べることは可能です。 ただし、ヨウ素131放射線治療の1~2週間前から低ヨウ素食を実施し、この時期には魚介類や昆布などのヨウ素を含む塩食品を食べないようにすることをお勧めします。