肝鬱(かんうつ)とは、肝気鬱滞(肝の気血の運行不良、感情的鬱滞)の略で、主に感情の高ぶりや刺激によって引き起こされ、憂鬱、イライラ、下腹部や肋骨の腫れや痛み、傷などの症状が現れます。 肝気は主な促進・調整因子であり、感情の高ぶりや精神的な刺激・緊張によって引き起こされることが多く、肝気の不快感、気滞(気の運行を妨げること)、肝の離脾・疏泄機能の障害などが生じます。 臨床症状としては、抑うつ感やイライラ感、食欲不振、腹部や肋骨、乳房の膨満感や痛み、胸のつかえ、腹鳴(しゃっくり)、あるいは喉の異物感、嘔吐、呑気、白苔の薄さ、脈の筋っぽさなどがあります。 治療としては、肝を楽にし、抑鬱を和らげ(肝の気の滞りを解消することで抑鬱を治療する)、感情や情緒を整理することが必要であり、一般的に使用される薬物としては、柴胡、アカシアパイ、シトロン、ニームジーなどがあり、代表的な処方は、柴胡肝散です。 肝鬱の症状が出た場合は、専門の医師の指導のもとで服薬を調節し、気分を明るく保つ必要がある。