冷えと湿気を取り除く薬

一般に寒湿を取り除く薬には、藿香正気水、独活寄生丸、補中益気湯などがある。
1.藿香正気水(かっこうせいきすい)は、蒼朮(そうじゅつ)、陳皮(ちんぴ)、防風(ぼうふう)、厚朴(こうぼく)、当帰(とうき)などを主成分とする薬で、外湿(がいしつ)解毒(外邪を取り除き、体内の湿邪を取り除くこと)、調気(せいき)、中庸(ちゅうよう)(脾胃の気を整え、脾胃の機能を円滑にすること)の作用があります。
本剤は、湿滞内傷(冷えすぎの食事により体内の湿が滞ること)や夏傷夏湿(夏には体が夏バテや湿邪の侵襲を受けやすくなること)による頭痛や頭重、胸部や横隔膜の収縮、膨満感、心窩部痛などの症状に用いることがある。
また、吐き気、嘔吐、皮疹などの副作用が出ることがあるので、アルコールアレルギーのある人はもちろん、アレルギー体質の人は使用を控えたほうがよい。 また、小児、妊婦、授乳婦、高齢者、病弱者、高血圧、心臓病、肝臓病などに罹患している人は使用に注意する必要がある。
2.当帰生薬:当帰、山茱萸、桂枝茯苓丸、桂皮などを主成分とし、滋陰養血、舒腱、散風除湿、補肝腎などの作用があり、風寒湿邪、肝腎虚血による腰膝冷痛、曲伸不利などの症状に用いる。 その副作用と禁忌は明らかでなく,妊婦は注意すべきである。
その副作用と禁忌は明確ではないが、妊婦は注意すべきである。
上記の薬は、医師の指導のもとに使用すべきであり、やみくもに無差別に使用すべきではない。