肝気滞の治療には、肝兪、太衝、丹中などのツボを用いるが、鍼や圧などの介入が一般的で、灸はあまり用いられない。
1.肝兪:背部、第9胸椎棘突起の下、後正中線から1.5寸離れたところ。 肝を浚い気を整え、熱を清め湿を除き、精神と風を鎮める。 黄疸、口中の苦味、難産(肋骨と惰骨の間の痛み)、消耗、ほてりなどに用いる。
2.太衝:足の甲,第1中足骨と第2中足骨の間,中足骨基部結合前の窪みにあり,肝を静めて風を鎮め,肝を浚い血を養う. めまい、月経困難症、不眠症、てんかん、腰痛に用いる。
3.丹中:胸部、第4肋間横、前正中線上に位置する。 胸を広くし、気を整え、咳や喘息を和らげ、反撥を下げ、嘔吐を止める(胃気の上昇を止め、嘔吐を止める)。 咳嗽、喘息、胸のつかえ、心臓の痛み、息苦しさ、噯気(しゃっくり)、産後の母乳不足、乳癰(乳房が赤く腫れて痛み、乳汁の出が悪く、化膿症になる)に用いる。
肝気鬱滞の場合は、病院に行って専門医の治療を受けるべきで、やみくもに自己流で灸をすえてはいけない。