牛乳と人乳の違い

牛乳と人乳は、アミノ酸などの栄養成分、緩衝力、免疫組成の点で異なる。
1.栄養成分:人乳は炭水化物含量が高く、タンパク質含量が低い。牛乳はタンパク質含量が高く、炭水化物含量が低い。 人乳のカゼインと乳清タンパク質の比率は1:4で消化吸収が良いが、牛乳は4:1である。人乳のカルシウムとリンの比率は牛乳より適切で、カルシウムの吸収が良いが、牛乳のビタミンDの含有量は高い。
2.生物学的効果:人乳のPHは3.6、牛乳は5.3、人乳の酸やアルカリに対する緩衝力は小さく、胃液の酸性度に対する影響は少ない。
3.免疫成分:人乳はSIgA、免疫活性細胞、ラクトフェリンなどが豊富で、一定の免疫効果があり、牛乳の役割ではない。
新生児や乳児には、牛乳(粉ミルク)よりも母乳育児が適しているが、母乳が十分でない乳児や人工栄養を選択した乳児には牛乳を使用することができ、また、成人にはタンパク質やビタミンDなどの栄養素を補給するための飲み物として使用することができる。