デーツは抗癌剤か?

紅棗は漢方では棗(ナツメ)といい、補虚・補気の薬で、主に補中益気(脾を補うことで気虚を治す)、養血、精神安定の作用があり、抗がん作用はない。 ナツメの薬源は、ラムネ科のナツメの成熟果実を乾燥したもので、味は甘く、性質は温性で、脾・胃・心の経絡に属し、主に中焦を補い、血を養い、心を静める作用があり、臨床では、食欲不振、虚弱、緩便(形成されずに便が細くなる)を伴う脾虚や、女性の汚い焦燥感(胸やけ、憂うつで悲しく、理由もなく泣きたくなる)の治療によく用いられ、抗がん作用はない。 副作用は明らかではないが、湿痰、気滞、歯病がある場合は避けるべきである。 臨床では、過度の心配事や心脾両虚(心臓と脾臓の虚弱)による恍惚感や睡眠障害の治療に、浮麦や甘草とともにナツメが用いられることが多い。 また、気血両虚による出血の治療には、コラ・コリイ・アシニ(Colla Corii Asini)と併用される。 専門の漢方医が診断した上で服用し、安易に他の薬と併用しない。