症状が軽く、生活の質に影響を及ぼさない断続的なエピソードのある患者には、まず食事と生活習慣の改善が勧められる。 それでも効果がない場合は、薬物療法や精神療法で症状を緩和する。 1.食事と生活習慣の調整:過食、飲酒を避け、ケーキなどの高脂肪食を避けることで、過敏性腸症候群の症状を軽減することができる。 2.薬物療法:下痢のある患者には、モンテルカストなどの止瀉薬を選択する。 下痢止めを服用しても下痢が続く場合は、胆汁酸キレート剤のコレセベラムで治療し、特にひどい下痢にはアロセトロンを試みる。 便秘の患者には、ポリエチレングリコールを試してみることが勧められ、効果がなく便秘が持続する場合は、リナクロチドやルビプロリフェリンを投与することができる。 腹痛や腹部膨満感のある患者には、鎮痙薬を服用することができる。よく使用される薬物は、メベベリン、臭化ピボキシル、ジシクロミン、スコポラミンである。 3.精神療法:心身症が過敏性腸症候群の原因となることがある。 認知行動療法、催眠療法、瞑想療法、バイオフィードバック療法などの心理療法が過敏性腸症候群の症状の緩和に役立つことがある。 薬剤の使用は医師の監督下で行う。