塩はむくみを取るのか?

エビデンスに基づく医学の観点からは、食塩の内服は浮腫を軽減することはできないが、ナトリウムと水分の貯留を増加させ、浮腫の程度を増加させる。しかし、塩化ナトリウムの外服は浮腫に対する脱水作用を有する。 通常の食事で塩化ナトリウムを過剰に摂取すると、体内の結晶浸透圧濃度が上昇し、水分摂取量が増加するため、ナトリウムと水分の貯留が起こり、浮腫の程度が増すため、食塩を経口摂取しても浮腫を軽減することはできず、逆に浮腫の程度を悪化させることになる。 しかし、関節捻挫の腫れた部分を氷で湿布すると、塩化ナトリウムの吸着作用により、組織が脱水され、腫れの一因となる。 従って、塩を外用すれば腫れを抑える役割を果たし、内用すれば浮腫の程度を悪化させることになる。