体外受精移植後の笑気腹痛は、笑ったときに腹圧が上昇するために子宮収縮が亢進したり、笑ったときに円靭帯が子宮を引っ張るために起こることがあります。 持続的な腹痛や膣出血がある場合は注意が必要です。 1.腹圧亢進:よく笑うことで腹圧が亢進し、子宮収縮が亢進して腹痛が起こり、重症の場合は胚移植に失敗することがあります。 2.円靭帯が子宮を引っ張る:円靭帯は子宮前壁と鼠径部、大陰唇をつないでいます。 笑うと筋肉の震えで円靭帯が緊張し、子宮が過度に引っ張られて腹痛を起こします。 笑ったり、咳やくしゃみをしたりするときは、少し前かがみになると円靭帯の伸張を抑えることができます。 体外受精後は、重いものを持ったり、激しく笑ったり、咳をするなど、腹圧を高めるような激しい運動や動作は避けたほうがよいでしょう。 腹圧の上昇は胚の着床に影響します。 膣からの出血を伴う腹痛がある場合は、着床障害や流産などの可能性があり、適時の治療が必要です。