乳癌におけるKi67の陽性率30%は高発現とみなされ、単一の指標は高い再発リスクを示唆するため、病期分類、分子型分類、その他の判断と組み合わせる必要がある。 Ki67は腫瘍増殖に関連する指標で、一般的に20%を高発現、15%を低発現の閾値としている。 乳がんのKi67は15%が高発現で、腫瘍の増殖が活発で悪性度が高く、再発・転移の危険性が高いことを示唆する。 乳がんのKi67陽性率30%は高発現に属し、この指標から見ると、腫瘍の分化度が低く、再発・転移のリスクが高い。 しかし、乳癌の再発リスクは、腫瘍の病期、分子型分類、組織学的悪性度など多くの指標と関連しており、Ki67ひとつは影響因子のひとつに過ぎない。 一般的に、再発リスクが低いのは、リンパ節転移なし、腫瘍径2cm以下、組織学的悪性度I、ホルモン受容体陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性、Ki67≦15%であり、再発リスクが中程度高いのは、リンパ節転移あり、腫瘍径が大きい、組織学的悪性度が高い、ホルモン受容体陰性、HER2陽性などである。 患者は、再発リスクを総合的に判断するために、腫瘍の病期、悪性度、分子型分類を組み合わせることを勧められる。 ただし、再発リスクの評価や再発率の高低は、必ずしも腫瘍の再発を意味するものではなく、患者は積極的に考え方を調整して治療に協力する必要がある。