天突での咳の治療は、天突の近位治療作用に属する。 天突は前頚部に位置し、肺の全身状態や気の機能不全(体内の気体の流れが悪い状態)を治療することができる。 具体的には、天突は任脈のツボに属し、首の胸骨上窩の中央、前正中線上に位置し、任脈と陰兪脈の会合点である。 咳嗽、喘息、胸骨、咽頭痛、ラ音、気管支喘息、気管支炎、甲状腺腫などのほか、癭、梅核気(咽頭嚥下障害に似ている)、喉の詰まりやしゃっくり、ヒステリーなどに用いる。 喘息には頂朴、丹中、鳳竜と、咳には肺兪、大渓、横隔膜兪と併用する。 このツボは指先で軽く揉んだり、灸をすえたり、鍼を打ったりすることができる。 灸は医師の指導のもとで行い、鍼は専門の医師が行う必要がある。