気血を補う薬草には、主にハトムギ、タラの芽、ナツメなどがあり、気血両虚の人によい強壮効果がある。 1.ハトムギ:補気昇陽(気を補うことで陽気が上昇する)、益気養血(体内の水分と血液を補う)、衛気益表皮(表皮を固める)の作用がある。 気虚衰弱、血漏(月経過多や下垂)、発汗(筋表層の衰弱による自然発汗の頻発)、気虚による浮腫、血虚による萎縮などに用いる。 2.当帰芍薬散: 滋補脾肺(脾と肺を滋養すること)、養血、利水作用がある。 脾肺気虚、食欲不振や疲れやすい、咳喘息、気血両虚、黄色(光沢のない黄色っぽい色)、心悸亢進(心臓の鼓動が早く、しばしばパニックを伴う)、息切れ、体液傷害による口渇、内熱による口渇(過食や過飲過尿などの症状を伴う内熱)に用いる。 3.ナツメ:中焦を補い、血を養い、心を鎮める(血を養うことで精神を安定させ、感情を鎮める)効果がある。 脾を補い気を益し、心血を養い心を静める。 心陰の不足と肝気の不調和を伴う女性の汚れた焦燥感(動揺や憂鬱、悲しみ、理由もなく泣きたくなる)、黄色みを帯びた血虚の治療に用いることができる。 気血を補う生薬は,証の異なる場合に応じて選択する必要があり,不適切な補法や誤った補法を防ぐため,補法や不適切な補法を行う場合は,医師の指導のもとで使用することが勧められる。