肝機能検査で何がわかるのか?

肝機能検査は、急性肝障害、慢性肝障害、肝硬変などの疾患を診断することができる。 1.急性肝障害:主に急性ウイルス性肝炎と急性虚血性肝障害が含まれる。 AST>200U/L、ALT>300U/Lというアミノトランスフェラーゼの著しい上昇が主な検査値の変化であり、通常、正常値の基準範囲の上限を8倍以上超える。 2.慢性肝障害:主に慢性ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、ウィルソン病、ヘモグロビン沈着症などを含む。 慢性肝障害では、血清アミノトランスフェラーゼ活性の上昇は軽度で、通常、正常基準範囲の上限の4倍未満であり、ほとんどの慢性肝障害患者では、血清ALTの上昇はASTの上昇よりも大きい。 3.肝硬変:肝硬変では、血清ALT/AST比は1未満であることが多く、線維化の程度が高いほど比は低くなる。 さらに肝硬変では、血小板の減少、血清蛋白の合成低下、グロブリンの増加、PTの延長がみられる。