MRIのT1T2信号は何を示すのか?

MRIのT1T2信号は、組織間の緩和時間の差を反映し、その正常組織または疾患組織の組成を示唆する。 磁気共鳴画像法(MRI)の原理は、強い外部磁場を用いて人体組織の水素原子核の役割に共鳴現象を生じさせることであり、共鳴後に水素原子が平衡状態に戻る時間を緩和時間と呼ぶ。 縦緩和時間をT1、横緩和時間をT2とし、組織間のT1値の差をT1強調画像(T1WI)、組織間のT2値の差をT2強調画像(T2WI)として反映する。 T1WIとT2WIは緩和時間の長さを白黒のグレースケールで示す。 T1WI画像の高信号はT1緩和時間の短い組織を表し、T2WI画像の高信号は緩和時間の長い組織を表す。 T1画像とT2画像の信号レベルは、組織組成や病変の組成を示すことができる。例えば、脳脊髄液はT1では低信号の黒い影、T2では高信号の白い影を持つが、脂肪組織はT1では高信号の白い影、T2では高信号の白灰色の影を持つ。 MRIの読影は、T1T2の信号レベル、病変の形状、境界、大きさなどと組み合わせる必要がある。