タンパク質ベースの腫瘍マーカーであるサイトケラチン19フラグメントは、非小細胞肺癌の臨床的検出に選択される腫瘍マーカーである。 臨床症状がなく、単に値が上昇しているだけであれば、その重症度を論じることはできず、さらに検査を行って原因を明らかにすることができる。 サイトケラチン19は、分子量約40,000のクラスIケラチン(酸性蛋白質)で、ケラチンファミリーの最小のメンバーである。 血清中のELISA値は<3.30ng/mlである。 様々なタイプの肺癌の診断に対するサイトケラチン19フラグメントの感度は、扁平上皮癌>腺癌>大細胞癌>小細胞癌の順である。 しかし、肺腫瘍の診断はサイトケラチン19フラグメントのみに基づいて行うことはできず、症状、胸部画像検査、病理組織切片などと組み合わせて診断を確定する必要がある。 したがって、検査でサイトケラチン19フラグメントが上昇した場合には、さらに胸部CTなどの画像検査を行い、胸部CTで異常がなければ、定期的な経過観察を行う必要がある。 胸部CTで占拠、結節などが認められた場合は、さらに病理組織切片検査を行って診断を明確にし、早期に対処する必要がある。