横になっているときに咳き込み、座っているときに咳き込まないことの何が問題なのか?

横になっているときに咳き込み、座っているときには咳き込まないのは、気管支炎によるものかもしれないし、胃食道逆流症によるものかもしれないし、左心不全による肺うっ血によるものかもしれない。 1.気管支炎:患者に気管支炎が起こると、炎症によって局所の分泌物が増加し、この分泌物が咽頭を刺激して咳の症状を引き起こす。 痰が比較的少ない場合は、横になると咳き込み、座ると咳き込まないという症状が現れる。 2.胃食道逆流症(GERD):GERD患者は横になると胃と食道、咽頭が同じ高さになるため、胃内容物が逆流しやすい。 逆流が咽頭まで達すると刺激性の咳が出るが、座っているときは逆流しにくいので咳は出ない。 3.左心不全:左心不全の患者は肺うっ滞を起こしやすく、ピンク色の泡状の痰を咳き込むことがある。 この症状は横になっているときに明らかになり、心臓に戻る血液の量が増える。 座っていると、下肢のたるんだ部分に血液がたまるため、肺うっ血の症状は緩和される。 そのため、左心不全患者では、横になっていると咳が出るのに、座っていると咳が出ないという症状が出ることがある。 上記の疾患以外にも、横になっていると咳き込み、座っていると咳き込まないという症状が出る疾患があります。