滋陰潤肺(肺液を補って肺を潤す)、発津液、消渇液(体液の産生を促して渇きを癒す)の作用がある莪朮は、漢方薬としてだけでなく、煎じ薬やスープにして飲むこともできる薬効成分です。 味が甘く、やや冷たい性質を持つ莪朮は、肺と胃の経絡に入り、陰を養い、肺を潤し、体液を生成し、喉の渇きを鎮める効果がある。 一般に、長引く咳、咳喘、やせ、痰の少ない空咳、のどの乾燥、痰に血が混じるなどの症状に用いる。また、熱病や陰の傷害による体液や水分の喪失、口や舌の乾燥、過敏性熱(過敏で蒸し暑い)口渇、陰虚による口渇などの症状にも用いる。 陰虚による燥熱咳嗽、傷傷津液渇、内燥の患者に適する。 薬としてだけでなく、お茶としても利用でき、沸騰したお湯に玉竹を数分入れて淹れ、少し冷めてからお茶として飲む。 さらに、洗った竹をスープに入れて作るチキンスープやアヒルスープの材料としても使える。 なお、玉竹はやや寒性なので、脾胃虚弱、中風で便が緩い、痰湿閉塞(脾胃に痰湿が滞留している)の患者には適さず、専門の漢方医や漢方医の指導のもとで使用することをお勧めする。