五苓散は益気健脾(脾胃の気を整える)、痰湿解毒などの作用があり、一般的な服用量は15~30gである。 五苓散はモクセイ科のキクイモの根を乾燥させたもので、やや温性で甘味があり、肺・脾・胃・大腸・肝の経絡に属する。 気を益して脾を強め、痰を発散して湿を解し、腱をほぐして経絡を活性化(腱や骨を伸ばして経絡を浚う)する作用があり、痰喘を伴う肺虚、脾胃の気虚、四肢の疲れや脱力感、食欲不振や腹部膨満感、浮腫、帯下、リウマチ麻痺、腰痛、下肢痛などの治療に用いる。 副作用や禁忌は明確ではない。 茯苓はユリ科サルノコシカケの根茎を乾燥したもので、甘く、淡白で、扁平な性質で、肝経と胃経に属する。 解毒、除湿、関節を円滑にする作用があり、四肢の攣縮、梅毒や水銀中毒による筋骨格系の痛み、湿熱淋病、白斑、癰、瘰癧(主に頸部リンパ節結核を指す)、疥癬などに用いる。 肝腎陰虚(肝腎の陰液の不足)のある人は注意が必要で、禁忌は今のところ明らかではない。 特定の薬剤は専門の漢方医の診断のもとで使用すべきであり、危険を避けるために自己判断で適用すべきではない。