便秘患者は天柱、大腸兪、上巨徐、至溝などのツボに灸をすえて排便を促すが、個人差があるので、速効排便ということはない。
1.天柱:天柱は腹痛、腹部膨満感、赤痢、便秘、水腫、月経障害、腸回虫、腸閉塞、虫垂炎などの主治療から2寸離れた臍にある。
2.大腸兪:大腸兪は腰部にあり、第4腰椎棘突起の下1.5寸に位置する。 腹痛、腹部膨満感、腸鳴、便秘、腰椎痛などの治療に用いる。
3.上巨穴:上巨穴はふくらはぎの前外側にあり、ふくらはぎの鼻先から6センチ下にある。 腹痛や腹部膨満感、腸の耳鳴りや下痢、便秘、腸癰(腸や腸に発生する癰で、発熱、右腹部の痛み、触知可能なしこりが現れる)、下肢麻痺(下肢の脱力感、しびれ、痛み)などを治療する。
4.至ゴウ:至ゴウは手首の甲の横線から3寸上、尺骨橈骨の2つの骨の間にある。 圧迫痛、肋骨痛、便秘、耳鳴り、難聴などの治療に用いる。
便秘の患者さんには、ツボ灸のほかに、食事にも気を配り、消化のよいあっさりしたものを食べて排便を促しましょう。 お灸が必要な患者は、やみくもに自分でお灸をするのではなく、正規の医療機関に行くべきである。