肺線維症の保存的治療には、一般的治療、酸素吸入、薬物療法、合併症の治療などがある。
1.一般的治療:肺線維症の患者には、禁煙、仕事と休養の両立、適度な運動を勧める必要がある。
2.酸素摂取:呼吸不全患者では、酸素摂取により低酸素症の症状が緩和される。 動脈酸素分圧が60mmHg以下、または動脈酸素飽和度が90%以下の場合は酸素療法が推奨される。
3.薬物療法:肺線維症には抗線維化薬(ピルフェニドン、ニダニブなど)、ステロイド薬(プレドニン、メチルプレドニゾロンなど)、免疫抑制薬(シクロホスファミド、シクロスポリンなど)を使用する。
4.合併症の治療:胃食道逆流を合併している場合は、プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾール、パントプラゾールなど)を使用する。肺感染症を合併している場合は、抗感染薬(セファロスポリン系抗生物質、ペニシリンなど)、去痰薬(N-アセチルシステイン、塩酸アミノグルテチミドなど)を使用する。
肺線維症に罹患している場合は、適時に病院を受診し、医師の指導のもと標準的な治療を行い、病状を長引かせないように、具体的な原因を明らかにする必要がある。