心軸の右側はどうなっているのか?

電気軸の右方偏位とも呼ばれる右方心軸偏位は、心電図に現れる症状である。 電気軸の右方偏位は生理的なもので、正常な人の心臓にみられるもので、右室肥大、右脚ブロック、前駆動症候群、側壁心筋梗塞などの器質的な心臓病によるものもある。
正常人の電気軸の方向は、一般にQRS軸が-30°~90°であり、電気軸の方向が90°より大きく180°より小さい場合、電気軸は右側である。 健常人の心臓の生理的変動でも、電気軸の右方偏位を示すことがあり、これは陳旧性心臓の人や生まれつき右側性心臓の人によくみられ、心臓の不快感の徴候はないことが多い。
器質性心疾患、例えば右室肥大症、肺高血圧症、心筋症などの患者は、その病因が異なり、臨床症状も一致しないことが多い。右脚ブロック、患者は特に症状がないことが多い。前駆運動症候群の患者は、パニック発作、疲労、失神などの症状があることがあり、側壁心筋梗塞の患者は胸痛を伴うことが多い。
上記の疾患のほか、肺気腫、二次性房室中隔欠損症などの疾患でもみられることがあるので、電気軸が右にずれている場合は、速やかに通常の病院を受診し、疾患の原因を明らかにする必要がある。