胸部手術後の前胸部や後胸部の痛みは、胸部の傷が原因である場合と、胸膜の炎症が原因である場合があります。 切開による痛みであればリハビリ運動、胸膜炎であれば消炎鎮痛などの対症療法が必要です。
1.胸部切開による痛み:胸部には肋間神経が広く分布しており、肺の手術で切開すると末梢神経が傷害されることが多いため、胸部の前後が痛むことがあります。 この時、傷口を引っ張って痛みを悪化させないように、水分を摂り、咳をする運動をすることをお勧めします。
2.胸膜炎:胸腔内の術後感染や胸膜を刺激する胸水形成が痛みの原因となることがある。 胸部CTや胸腔穿刺を行わなければ診断は確定しない。 治療は、ペニシリンなどの抗生物質を投与して感染に対抗するか、胸腔穿刺によって胸水を排出する。
手術後も痛みがとれない場合は、ただちに病院へ行き、医師の指導のもと標準的な治療を受ける必要がある。