虚血性脳血管障害では穿刺の必要はないが、炎症性脱髄疾患では穿刺を要することが多い。
虚血性脳血管障害による脳白質脱髄は両側側脳室に多く、患者は明らかな臨床症状がないことが多いが、めまい、軽度の四肢脱力、認知機能低下などの症状がある場合もあり、第2レベルの予防治療が可能な脳血管障害の場合は、アスピリン、アトルバスタチンなどの一般的に使用される薬剤を使用し、脳血管障害の危険因子のコントロールに注意し、穿刺を行う必要はない。
多発性硬化症や視神経脊髄炎など、脳の白質に脱髄をきたす炎症性疾患では、かすみ目、複視、片側の手足のしびれや脱力などを繰り返すことが多く、脳核磁気共鳴画像法(NMRI)や脊髄核磁気共鳴画像法(NMRI)でも、多発性あるいは長区間の脱髄変化がよく認められる。 このような症例では、関連する免疫学的検査のために脳脊髄液を採取するために腰椎穿刺が必要となることが多い。
脳白質脱髄の場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の指示に従い関連検査を行い、症状を長引かせないよう積極的に治療を行うことが推奨される。