左室流出路の流速は通常、成人で70~110cm/s、小児で70~120cm/sである。
左室流出路は一般に左室腔の心尖から大動脈開口部までの部分を指し、その出口は大動脈開口部である。 この流速の測定は、肥大型心筋症が流出路の閉塞と関連しているかどうかを判定するために臨床的にしばしば用いられる。
LV収縮期流速の著明な増大と圧力差の増大は、しばしば流出路閉塞を示す。
流出路流速の異常は、心臓の大きさ、心室間隔の厚さ、左室の駆出率や容積、弁の大きさなどと合わせて検討し、心疾患の有無を判断する必要がある。