空腹時血糖が低く、食後血糖が高いということは、基礎的な膵機能は基本的に正常であるが、食後のインスリン機能が低下し、血漿中インスリン分泌のピークが遅れて食後高血糖になる可能性を示している。 治療は、食後インスリン分泌を促進し、食後血糖を低下させることに重点を置く必要があり、治療法としては、内科的栄養療法、運動療法、薬物療法などがある。 1.医療用栄養療法:総エネルギー摂取量をコントロールし、肥満者は体重をコントロールして減量する。 栄養素を合理的に配分し、炭水化物の摂取量(50~60%)を確保し、血糖指数の低い食品を食べるようにする。 タンパク質の摂取、脂質の摂取を確保し、同時に食物繊維の豊富な食品を選択し、食物の吸収を遅らせ、食後血糖を低下させる。 2.運動療法:医師の指導のもと、定期的かつ適切な運動を少しずつ長期間続ける。 週150分の中強度運動、食後1時間の適切な運動が食後血糖コントロールに寄与すると推奨されている。 3.薬物療法:食後血糖を低下させるために一般的に使用される薬物には、初期にインスリンの分泌を促進することで食後血糖を低下させることができるレパグリニドなどの非スルホニル尿素薬、糖質の吸収を遅延させることで食後血糖を低下させることができるアカルボースなどのαグルコシダーゼ阻害薬、食前に適量のインスリンを皮下注射することで食後血糖をコントロールする短時間作用型インスリンなどがある。 空腹時血糖が低く、食後血糖が高い患者は、内分泌科を受診して血糖を測定し、医師の指導のもとで無理のない薬物療法を行うことが勧められる。