小児の副鼻腔炎は、細菌やウイルスの感染が原因であれば、白血球が高くなることがあるが、鼻腔の構造異常、腫瘍、変成症などが原因であれば、通常は白血球の上昇はみられない。 副鼻腔炎は複雑な病因を持つ疾患であるが、感染は鼻腔炎や副鼻腔炎を引き起こす最初の要因であり、主にウイルスや細菌によって引き起こされる。 生体がウイルスに攻撃されるとリンパ球が増加して白血球の総数が増加し、生体に細菌感染があると好中球が増加して白血球の総数が増加する。 しかし、鼻中隔偏位、鼻甲介肥大、粘膜肥厚、鼻腔内の腫瘍や異物、鼻のアレルギー反応などが原因で副鼻腔炎を起こした場合は、血液像に白血球の増加はみられない。 したがって、急性副鼻腔炎の小児では白血球が多くなる可能性がある。