肺水腫は、患者の症状、身体診察、肺超音波検査に基づいて診断される。 1.症状:咳、喀痰、喘鳴、呼吸困難は肺水腫の最も一般的な症状であり、毛細血管拡張を伴うことが多い。 2.身体診察:肺水腫のほとんどの患者では、肺の聴診で異常が認められ、湿性ラ音が検出されることがある。 初期の心原性肺水腫では、湿潤ラ音は肺の底部にあり、肺水腫が進行すると湿潤ラ音の範囲は拡大する。 3.肺の超音波検査:肺の超音波検査は、肺水腫の診断に有用な診断手段となる。 胸膜から発する両側性、びまん性、呼吸同期性、コメット尾状線などの超音波所見は、心原性肺水腫を強く示唆する。 肺水腫は、肺毛細血管から間質および肺胞への体液の異常浸潤がリンパ還流の代償能力を上回り、その結果、肺に血管外液が異常に蓄積する病態である。 呼吸困難などの症状がある場合は、早めに病院を受診し、理学的検査や超音波検査を行い、原因をはっきりさせることが望ましい。