縦隔手術の後遺症には、一般に切開創やしびれ・痛み、反回喉頭神経の損傷による嗄声や嚥下反射異常、横隔膜神経の損傷、横隔膜麻痺や呼吸困難、縦隔病変そのものによる後遺症などがある。 1.縦隔手術は、低侵襲切開であれ従来の大切開であれ、切開創やしびれ、痛みなどの後遺症の程度が異なる。 2.手術中の上縦隔病変の浸潤や反回喉頭神経の損傷は、嗄声や嚥下反射異常などの後遺症を引き起こす。 3.中縦隔病変の侵襲や手術中の呼吸神経の損傷により、横隔膜麻痺や呼吸困難などの後遺症が残ることがある。 4.縦隔病変そのものに起因する後遺症が術後に増悪することがあります。例えば、胸腺腫が術後に残存して重症筋無力症の症状が増悪したり、縦隔悪性腫瘍が完全切除されずに縦隔組織や構造の圧迫などの後遺症を残すことがあります。 縦隔手術の後遺症については、病院の胸部外科で相談することをお勧めします。