高血圧は手術の禁忌ではなく、通常は160/100mmHg以下に血圧をコントロールすることが可能である。 重症の高血圧患者(血圧200/130mmHg以上)は、麻酔や手術中に脳血管障害、心不全、心筋梗塞などの重篤な合併症を起こしやすい。 したがって、一次性高血圧であれ二次性高血圧であれ、手術前に効果的な薬物療法を行い、血圧を160/100mmHg以下にコントロールすることが、有害な結果の発生を防ぐために必要である。 さらに、いくつかの特殊なケースにも注意が必要である。 60歳未満の患者は血圧を140/90mmHg未満にコントロールすべきである。60歳以上では、糖尿病と慢性腎臓病(CKD)を伴わない場合、SBPは150mmHg未満であるべきである。高齢者(80歳以上)では、SBPは140~150mmHgに維持されるべきであり、糖尿病とCKDを伴う場合は、血圧コントロールの目標は140/90mmHg未満である。 高血圧患者は手術前に専門医の診断を受け、正しく効果的な治療計画を立てる必要がある。