高地では酸素が乏しく、長期間の生活ではある程度の低酸素状態になる。 長期間の低酸素状態は肺高血圧を引き起こし、心肥大の原因となる。
高地は空気密度が小さいため、低酸素状態になりやすい。 低酸素状態では、身体は酸素の正常な供給を満たすために、心拍数が代償的に増加する。
また、低酸素状態が長く続くと、肺動脈のけいれんが起こりやすくなり、肺動脈圧が上昇する。 長期にわたる肺動脈圧の上昇は、心筋収縮力を高めて肺動脈に血液を送り込むという身体の代償機構を開始するが、これは右心室の負担を増大させ、右心室の肥大を引き起こす。
低酸素は肺高血圧と右心室肥大を引き起こしやすいので、高地へ行く人は定期的に酸素を吸入し、低酸素が生体に与えるダメージを最小限に抑える必要がある。