軽症脳梗塞や脳萎縮は一般に重篤な疾患ではないが、若年者に発症した場合には、関連する危険因子を適時にスクリーニングし、介入・治療が必要となることが多い。
軽症脳梗塞は一般にラクナ脳梗塞を指し、軽症脳梗塞・脳萎縮は中高年の頭蓋MRIでよくみられる症状の一つで、加齢に伴って起こる中枢神経の変性変化であり、加齢のほか、長引く高血圧、糖尿病、喫煙・飲酒などの因子が関係している可能性がある。
高齢者で上記のような画像所見があっても明らかな臨床症状がなければ、特別な治療は必要ないが、血圧や血糖などの危険因子のコントロール、禁煙や飲酒の制限などに注意を払う必要がある。
若年者に上記のような状況が生じた場合は、関連する検査をさらに充実させてラクナ脳梗塞や脳萎縮の原因を明らかにし、できるだけ早期に介入・治療を行う必要がある。
軽症の脳梗塞や脳萎縮の患者に対しては、その時点で専門の医師に相談し、医師の指導のもとで介入や治療を行うことをお勧めする。