シトロンの効能・効果

シトロンは痰を解消し、中気を弛緩させ、肝気を分散させる(肝気の停滞を調整する)効能があり、肝胃気滞、痰咳、心窩部(腹部)膨満感(胃の膨満感や不快感)などの症状を改善することができ、これを煎じ薬にすることが多い。 シトロンは辛・苦・酸・温の性質があり、肝・脾・肺の経絡に属し、肝を浚い気を整える(肝気の停滞を調整する)、中を緩める、痰を解消するなどの効能があり、肝鬱による胸部や肋骨部(胸部・胸郭部と総称する)の膨満感や疼痛を治療することができ、ブプレウルム、ウルムス、フォーシシアなどと併用されることが多い。 また、心窩部(腹部)の膨満感や痛み、腹鳴(しゃっくり)、酸嚥下(胃酸を口腔咽頭まで飲み込むこと)、嘔吐、少食などの脾胃気滞の治療には、柚子を木、砂、パチュリなどと併用する。 痰、咳、胸のつまりには、生姜、半夏、茯苓と組み合わせることが多い。 妊婦は注意して服用すること。 不快な症状が起きたときは、自己判断で薬を選ぶのではなく、早めに医師に相談し、医師のエビデンスに基づいた指導のもとで薬を選び、症状を長引かせないようにする必要がある。