例えば、胃癌はⅠ期、食道扁平上皮癌はⅡ期である。
腫瘍の病期分類では、原発巣の局所浸潤、所属リンパ節転移、遠隔臓器転移を評価する必要がある。 病期分類の表現では、cは臨床病期を、tは原発巣の局所浸潤を、nは所属リンパ節転移を、mは遠隔臓器転移を表すのに用いられ、腫瘍の種類によって特有の解釈が異なることがある。
例えば、胃癌ct2n0moでは、t2は癌細胞が胃壁の固有筋層まで浸潤していることを表し、n0は局所リンパ節転移が認められないことを表し、moは遠隔転移が認められないことを表すので、ct2n0moは胃癌のI期の臨床病期分類となる。
もう一つの例は食道扁平上皮癌ct2n0moで、t2は食道の固有筋層まで浸潤した癌細胞、n0は所属リンパ節転移なし、moは遠隔転移なしを表すので、ct2n0moは食道扁平上皮癌の臨床病期分類のII期である。
従って、ct2n0moは癌の病期であり、患者の実情と組み合わせ、専門医の判断のもとに病期分類を行う必要がある。 患者が病期分類の状況を理解し、適時治療を受けるためには、実情に応じて主治医と詳細なコミュニケーションをとることが望まれる。