鼻出血に対する漢方治療は、鼻出血の血液学的証拠(非生理的出血性疾患)によりタイプ分けされる。 蒼朮飲、玉乙女煎、ゲンチアナ肝胆湯、桂脾湯などの処方を加減して治療に用いる。 1.熱邪が肺に影響を及ぼしている証拠:乾燥した鼻、乾燥した口、咽頭から出血し、体熱、悪風、頭痛、咳、少痰を伴う。 治療:肺の清熱(肺の熱を取り除く)、涼血止血(血を冷やして潤し、出血を防ぐ)、参朮飲の加減。 2.胃熱の証拠:鼻や歯からの出血、真っ赤な血、鼻の乾燥、口の乾燥と臭い、イライラ、便秘。 治療は、胃と下痢を取り除き(胃の火を取り除く)、血液を冷やして出血を止める。 3.肝火:鼻血、頭痛、めまい、耳鳴り、イライラ、目の充血、口が苦い。 治療は、清肝瀉火(肝の火を取り除く)、涼血、止血で、ゲンチアナ瀉肝湯に減肥治療を加える。 4.気血両虚:鼻や歯からの出血、皮膚からの出血、疲労、顔面蒼白、めまい、耳鳴り、動悸(心臓の鼓動が早くなり、しばしばパニックを伴う)、夜間の落ち着かない睡眠。 治療:気を補い、血を取り込む(出血を防ぎながら気を補う)。 鼻血の症状がある場合は、早めに医師に相談し、原因を調べ、症状の程度に応じて治療方針を決める必要があり、病状を悪化させないためにも、急いで漢方薬を服用すべきではない。