心臓弁置換術は、手術外傷や術後ケアにより、術中・術後に出血、炎症・感染、不整脈などのリスクを伴う可能性がある。
1.心臓は全身の血液供給とポンプ機能を担う重要な臓器であるため、弁置換術では手術の機械的外傷により多かれ少なかれ心血管系の出血が避けられず、また手術中にある程度の抗凝固薬や抗血小板薬を使用するため、凝固異常や頭蓋内出血が起こることもある。
2.心臓弁置換術ではインターベンション用カテーテル、体外循環用機械チューブ、その他の器具を使用するため、厳重な無菌手術環境下で実施されるとはいえ、術後ケアが不適切なために創傷や心血管炎症性感染症が発生することは避けられない。
3.手術による心臓弁置換術を必要とする中等症から重症例では、そのほとんどが手術前後に電解質や心機能に影響を与える利尿薬などを服用するため、心臓が存在する生理的環境が変化・影響し、軽症または重症の不整脈が出現する。
心臓弁置換術を受ける前に起こりうるリスクを確認し、手術前、手術中、手術後に起こりうる合併症や後遺症のリスクをできるだけ避けるために、手術治療に経験豊富な病院や医療チームを選ぶようにすることをお勧めします。