ステージIIの大腸癌に化学療法が必要かどうかは、患者さんの具体的な状況によって決めるべきであり、再発の危険因子が高い場合は化学療法が必要であり、再発の危険因子が高くない場合は経過観察が必要であり、経過観察中に異常が見つかれば、やはり化学療法が必要になることもある。 I期の大腸癌は大腸粘膜に限局していることが多く、II期の大腸癌病巣はリンパ節転移を伴わずに漿膜層に浸潤していることが多く、III期以上の大腸癌はリンパ節転移や遠隔臓器への転移を伴うことが多い。 大腸癌の根治手術が可能なのはI期とII期の大腸癌のみで、術後に化学療法が必要かどうかは患者の具体的な状況による。 例えば、腫瘍組織の低分化、神経浸潤や血管癌塞栓症、術前の腸閉塞や腸管穿孔、手術で切除したリンパ節の数が12個以下、神経周囲への浸潤、穿孔した腫瘍だけでなく、腫瘍組織に隣接する断端や腫瘍断端が陽性かどうか不明な場合、断端が確実に陽性である場合など、再発のハイリスク因子がある場合には化学療法が必要である。 経過観察が可能な患者もおり、経過観察中に異常が生じた場合でも化学療法は必要である。 ステージⅡの大腸がんと診断された場合は、主治医の指示に従ってください。