肝臓と腎臓の不足を補うためにどのような食べ物を食べればよいかという主張には根拠がなく、肝臓と腎臓の不足は患者の臨床症状と専門医の診断に従って、独自の漢方薬で治療する必要があり、よく使われる薬は六味五苓散、二子散、柴胡加竜骨牡蛎湯などである。 1.六味五霊錠:シザンドラ、チェストベリー、霊芝胞子粉からなる。 腎臓と肝臓を滋養し、血液循環と解毒を促進する作用があり、漢方でいう肝腎機能不全、邪毒、熱滞の症候群に属し、アミノトランスフェラーゼが上昇したB型慢性肝炎の治療に用いられる。 2.二志薬:チェストベリーとジャポニカからなる。 肝腎を補い、陰を養い、止血する(陰液を養い止血する)作用があり、肝腎の陰虚(肝腎の陰液の不足)によるめまいや耳鳴り、のどや鼻の乾燥、腰痛や膝痛、月経が重いなどに用いる。 寒熱のある患者は服用しないこと。 3.枸杞菊地黄丸:枸杞子、菊花、熟地黄、山茱萸、芍薬甘草湯などからなる。 腎を補い肝を養う作用があり、肝腎の陰虚によるめまいや耳鳴り、内気で光を恐れる、風涙、目のかすみなどに用いる。 寒熱のある患者には適さない。 食品で肝腎の不足を補えるという主張には根拠がなく、食品には薬剤のような治療効果・効能はない。 肝腎機能不全は上記のように標準化された薬で治療できる。 漢方薬や独自の漢方薬は、漢方医の指導のもとでエビデンスに基づいた治療を行う必要があり、個人が副作用を避けるためにやみくもに使用することは禁物である。