夜通し起こる不眠症は、その症状が心脾両虚(心と脾の虚弱)に起因するものであれば、『脾薬』の内服によって治療することができる。 作用の正確な発現時間には個人差があり、「一撃で眠りに落ちる」という謳い文句は大げさすぎる。 不眠症の原因には、心腎不和(心火、腎陰虚、心腎の機能障害)、陰虚火亢(体内の陰精が不足し、火気が亢進する)、心胆気虚、心脾両虚などがあり、心脾両虚に悩む人には、桂枝茯苓丸が適している。 過度の思考は陰血を消耗し、脾気を損傷し、血虚と心滋養の喪失は不眠を招く。 桂枝茯苓丸は、益気健脾(脾胃の気を整える)、養血養心(血を養うことで心を落ち着かせ、感情を鎮める)の作用があり、心脾両虚による不眠、食欲不振、疲労感を治療する。 胃腸の不快感や皮膚の発疹などの副反応が起こることがあり、服用禁忌は明確ではない。 不眠症の患者さんは漢方医の指導のもとで薬を使用することをお勧めします。