胸椎結核神経圧迫麻痺はまだ回復できる

胸部脊椎結核の神経圧迫による麻痺は、結核性膿瘍、壊死組織などによる脊髄の直接圧迫が早期であれば、適時の外科的除圧術の効果で、通常は回復できるが、末期であれば、脊髄の変性や軟化で、予後は不良である。
脊椎結核は骨・関節結核の中で最も罹患率が高く、胸椎に多い。 結核性膿瘍、カゼ性壊死、肉芽組織などによる脊髄の直接圧迫によって麻痺が生じた場合、病変が活動的な初期であれば、速やかに外科的除圧術を行うことが有効である。
病変の進行期や治癒期に硬膜の肥厚や線維組織の増殖によって脊髄線維が変性したり軟化したりすると、外部からの圧迫がないにもかかわらず対麻痺が起こることがあり、この患者群の予後は不良である。 さらに、高齢者は手術に耐えられないため、予後に影響を及ぼすことがある。
胸部結核による対麻痺は、早期発見、積極的な手術、抗結核治療が予後を良好にする。 したがって、病状を長引かせないためにも、時間内に病院を受診し、医師の指導のもと、明確な診断のもと、的を絞った治療を行うことをお勧めする。