境界不明瞭な薄片状低濃度陰影は、肺のCTに属する脾臓内の病変の説明である。 脾臓のCT検査では、不均一な密度と薄片状の低濃度陰影が認められ、病変自体の境界は明らかではない。 脾臓梗塞、脾臓外傷、脾臓内腫瘍など、CTでそのように表現される最も一般的な病変がある。 1.脾梗塞:その多くは体内の凝固機能異常に伴うもので、強調検査では明らかな強調を伴わない局所の楔状変化を認め、対応する血管の閉塞を伴う。 2.脾外傷:外傷の既往があり、増強検査により損傷部位の不均一な増強が認められ、腹腔内に多量の血液貯留を伴うものもある。 3.脾腫瘍:強化検査で病変部の増強が周囲の脾臓の増強と一致せず、腫瘍マーカーの上昇を伴うものもある。 脾臓内の薄片状低密度陰影の有無は、強化検査や臨床経過と合わせて総合的に判断する必要がある。 明らかな腹痛や体調の低下がある場合は、適時受診して経過を観察し、臨床医の指導のもと標準的な治療を行うことが必要である。