理論的には、心筋梗塞後の心電図は正常には戻らず、壊死型のQ波が持続する。 急性心筋梗塞後の心電図の変化は、心筋虚血、傷害、壊死の進展と回復に伴い、ある一定の進展パターンを示し、それは時間的に超急性期、急性期、亜急性期、廃用期に分けられる。 1.超急性期:心筋梗塞の発症から数分後に起こり、心電図では高T波が出現し、その後、STセグメントの急激な上方傾斜や弓背の上方挙上がみられ、高T波や直立T波と連動する。 2.急性期:梗塞後数時間から数日後に始まり、数週間続く。 心電図はダイナミックな経過を示し、STセグメントは弓なりに上方に上昇し、その後徐々に低下する。 壊死Q波、損傷型のST上昇、虚血型のT波逆転が共存することもある。 3.亜急性期:梗塞後数週間から数ヵ月で発症する。 上昇したSTセグメントはベースラインに戻り、虚血型T波は深い逆転から徐々に浅くなり、壊死型Q波は持続する。 4.陳旧性期:数ヵ月後、STセグメントとT波は正常値に戻るか、T波の逆転と扁平化が続き、一定になる傾向がある。 理論的には壊死Q波は持続する。 梗塞の詳細な予後や心電図の変化については、専門医に相談し、指導を受けることを勧める。