バーベキューの棒で手を切ったら破傷風の予防接種を受けるべきか?

バーベキューの棒で刺された手には破傷風の予防注射が必要である。 バーベキューの棒が深い傷であれば、嫌気性環境が存在し、クロストリジウム・テタニが増殖しやすい。 破傷風は、自然界に広く存在する嫌気性細菌であるクロストリジウム・テタニ(Clostridium tetani)によって引き起こされる非常に重篤な特異的感染症であり、その増殖には嫌気性環境が必要である。 バーベキューで使用する鉄串や竹串にもクロストリジウム・テタニが付着していることがあり、串が手に刺さった傷が深いと嫌気的環境になり、クロストリジウム・テタニが繁殖しやすくなる。 クロストリジウム・テタニに感染すると、菌は体内で増殖後、内毒素と外毒素を産生し、破傷風毒素は全身を痙攣させ、呼吸筋や嚥下筋までも痙攣させ、最終的には呼吸停止や心停止に至る。 こうなると死亡率は極めて高くなるので、適時の予防が非常に重要である。 体内の破傷風毒素を中和する破傷風抗毒素を注射することで予防できる。 バーベキューの串が手に刺さったら、病院に行って医師に相談し、破傷風の予防注射を受けましょう。