陰嚢のしこりの原因としては、脂腺嚢腫、脂肪腫、精巣・精巣上体の悪性腫瘍、脊髄空洞症、精巣上体肥大などが考えられます。
1.脂腺嚢腫:脂腺開口部の閉塞により、脂腺分泌物が皮下に貯留し、腫瘍が形成される。
2.脂肪腫:皮膚と筋肉の間にできる正常な脂肪様の組織が陰嚢に発生し、腫瘍を形成することがある。
3.精巣上体悪性腫瘍:主な症状は、患側の陰嚢に無痛性のしこりが1個触知されるか、陰嚢に鈍痛、下腹部の腫脹、不快感を感じることである。
4.脊髄空洞症:脊髄空洞に集まった体液が正常量を超えると嚢胞が形成され、陰嚢に腫瘍ができる。
5.精巣上体炎:ヒトの免疫機能が低下すると、病原性細菌が精管に侵入しやすくなり、精巣上体に逆行性に侵入して感染や炎症を引き起こし、精巣上体の肥大を引き起こし、陰嚢に腫瘍ができる。
陰嚢に腫瘍ができた場合は、病状を長引かせないためにも、適時に病院へ行き、原因をはっきりさせ、医師の指導のもと標準的な治療を行うことをお勧めします。