低ナトリウムの原因

低ナトリウム血症とは、体内の血清ナトリウム濃度が正常値の下限である135mmol/Lを下回る状態のことで、低ナトリウム血症とも呼ばれる。 低ナトリウム血症の発生には、ナトリウム摂取量の減少、過剰な喪失、水中毒が関係している可能性がある。 1.摂取量の減少:例えば、食欲不振や消化管にナトリウムの吸収に影響を及ぼす疾患がある場合などである。 ナトリウムイオンの摂取量が少なすぎると、血清中のナトリウム含量が急激に減少し、細胞内外の浸透圧が本来のバランスを失うため、低ナトリウム血症が起こる。 2.過剰喪失:1つは過剰な腎喪失で、その多くはスピロノラクトンなどの利尿薬の使用によるものである。 副腎皮質機能不全も低ナトリウム血症の原因となる。 もうひとつは消化器系の過剰喪失で、その多くは激しい嘔吐と下痢によるものである。 3.水中毒:抗利尿ホルモンの分泌異常や短期間の過剰な水分摂取が関係している可能性がある。 体内に水が貯留し、血漿浸透圧の低下と循環血液量の増加を引き起こし、希釈性低ナトリウム血症の状態になる。 低ナトリウム血症が発症した場合は、速やかに医師の診察を受け、医師の指示に従い精密検査を行い、医師の協力を得て原因を明らかにし、的を絞った治療や処置を行うことが推奨される。