十棗湯は有名な漢方処方であるが、肺に溜まった水を治療する特別な処方ではない。 その処方は、モリンダ・シトリフォリア、カンゾウ、カンゾウの3つの薬からなり、十棗を水で煮て上記の薬を洗い流す。 十棗湯では、モリンダ・シトリフォリアは内臓の水をきれいに排出し、甘水は水湿を排出し、カンゾウは胸や肋骨の痰や水湿(水分代謝障害の病的産物)を除去する。 この3つの生薬は劇薬で毒性が強く、生命エネルギーを傷つけやすいので、薬効を和らげるためにナツメを必要とする。 十棗湯は水飲を攻撃して排出する効能があり、臨床的には、胸が苦しく不快な咳や痰を吐く垂飲、燥吐、息切れ、めまい、頭痛、胸が苦しくて息が吸えないなどの治療に用いることができる。 また、全身のむくみ、特に下半身のむくみ、腹部膨満感、好ましくない便通の治療にも用いることができる。 この薬は刺激が強い。 そのため、長期間の使用はできず、妊婦は服用してはならず、甘草との併用は避けるべきである。 肺水腫は、漢方では動悸(心臓の鼓動が速く、パニックを伴うことが多い)や呼吸困難を伴うので、この病気が現れたら、症状を長引かせないように、早めに医師に相談することが大切である。 十全大補湯の服用には医師の指導が必要で、自己判断は禁物である。