両肺の上葉の胸膜下に嚢胞性の半透明陰影が認められるのは、通常、肺のCT画像上で、肺の嚢胞性病変である。 肺疾患の多くは、先天性肺嚢胞、肺膿疱、蜂の巣状肺のほか、ランゲルハンス細胞組織球症、リンパ管平滑筋粘液腫症などの嚢胞性半透明陰影として現れることがある。 1.先天性肺嚢胞:肺CT画像で嚢胞状の小区画がいくつか認められる場合は、先天性肺嚢胞が考えられる。 2.肺嚢胞:CT検査で隣接する肺組織に少数の炎症性浸潤病変が認められ、それが嚢胞状の半透明陰影として現れる場合、肺気腫の既往と合わせて肺胞の可能性がある。 3.細胞性肺:CT検査で、気管支拡張を伴う多発性の胸膜下嚢胞性半透明陰影が認められ、呼吸困難が現れる肺不全の存在は、細胞性肺の症状に属する可能性がある。 4.ランゲルハンス細胞組織球症:この疾患では長年の喫煙歴があり、CT検査で両肺に多発性の細気管支結節と嚢胞性空洞を認める。 5.リンパ脈管筋腫症:CT検査で両肺にびまん性に分布する嚢胞構造を認め、転移がある場合は嚢胞性半透明を認める。 両肺の上葉の胸膜下に嚢胞性半透明の影があるのは、他の原因も考えられますので、お近くの病院の呼吸器科や胸部外科で診察や相談を受けて、専門の医師の意見を聞いて、上記の見解は参考程度にしてください。